WOR-HOLI NOTE

オーストラリア異文化体験記

2017-01-01から1年間の記事一覧

虹と難民 ⑴

昼過ぎに学校が終わると、私はたいてい州立図書館に出かける。広い自習机がたくさんある美しい図書館で、その日の復習や課題をすませるのが日課だ。 その図書館の前にはゆるやかな階段状の広場があり、路上ミュージシャンや社会運動家らをよく見かける。 そ…

完全なる同意

尊敬できる教師というものに出会える確率は、何パーセントくらいなんだろう? 幸い私はオーストラリアで、そんな教師に出会えた。語学学校の講師、ポールである。 ***** 私の英語力は低くはないが高くもなく、文法は理解できるものの、会話がさっぱりで…

「ライフ・イズ・ショート」の世界

先日語学学校の授業で、“life”を使った慣用句が話題になった。 教わったのは、以下のようなもの。 “Life is one time offer, use it well.”(人生は一回しかないから、有効につかえ。意訳、以下同) “Life is short. Smile while you still have teeth.”(人…

私は考える葦である

外国人は、よく肩をすくめるような動作をする。そのしぐさは日本では見られないものであり、そんな動作を日本人がしているのを見ると、私は無性に腹が立つ。 先日語学学校で、そんな現場を目撃した。そしてもれなく反感をもった。 無論、他人のことに干渉す…

リ・デザインのはじまり

世界一周から帰国するとき、再び日本の企業で働くのは無理だと思った。それにできれば日本にもいたくない。外国にいるときのほうが、私はハッピーである。 そんなことを言うと、 旅行していると他国のいい面ばかりが見えるからそう思うのだ、日本ほど安全で…

ブログ開設にあたって

着いた初日は大雨が降った。2日目は広場でサンドイッチを食っているとき、カモメにつつかれ指を切った。3日目以降は無事だったけれど、昨日は図書館から帰るときにまたもやどしゃ降りにあい、宿まで濡れて帰るはめになった。 そんなアンラッキーを跳ね返す…

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